Red Hat Enterprise Linux 5.9にClamAVを導入する

Red Hat Enterprise Linux 5.9にClamAVを導入する

Clock Icon2015.07.17

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こんにちは、せーのです。最近オープンソースのアンチウイルスソフトウェアであるClamAVをちょこちょこいじっていまして、今回はこのClamAVをちょっと古めのRHELであるRHEL5.9に入れてみたいと思います。

ポイント

前回佐々木がClamAVをAmazon Linuxに入れるという記事を公開しました。今回はこの記事のスピンオフにあたります。基本的なインストールは変わらずyumで入れていくわけですが、多少入れるのにコツが必要なので、その違いを中心にご紹介します。

やってみた

まずRHEL5.9のEC2を立ち上げます。RHEL5.9のAMIは調べた所「ami-1130be10」のようなのでこちらを使います。今回はテストなのでインスタンスタイプはt1.micro,EBS容量等も最低にしておきます。

clamav_rhel1

立ち上がりましたらSSHで早速ログインします。RHELなのでec2-userではなくrootでのログインになりますので間違わないように。 早速yum updateをしてclamAVを入れようとしましたが、パッケージがないようです。

yum install clamav clamav-update -y
......
No package clamav available

RHEL5 / 6にはClamAVは適用されていないためEPEL経由で入れる必要があるんです。ということでEPELを入れてもう一度チャレンジしてみます。

# wget http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/5/x86_64/epel-release-5-4.noarch.rpm
# rpm -ivh epel-release-5-4.noarch.rpm

これでパッケージが入りました。次にEPELのProtect Base Packagesやコアパッケージをyumに入れます。

# yum install yum-protectbase.noarch

これで準備OKです。改めてClamAVをインストールします。

# yum install clamav clamav-update

無事インストールが完了しました。データベースを更新するまではAmazon Linux版と同じなのですがRHEL版はcronの自動登録をしてくれませんでした。 そこでcron登録を手動で行います。

# vi /etc/freshclam
# freshclam
# vi /etc/crontab
...
...
# Update ClamAV database
0 01 * * * /usr/bin/freshclam
...
...

スキャン方法はAmazon Linuxと変わりません。

まとめ

今回は針の穴を通すようなピンポイントなTipsでした。どこかの誰かに届くことを願っています。 実はClamAVのネタはもう少しあるので徐々に吐き出していきたいと思います。

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